使い勝手に優れたシンプルイズベストなWikipediaビューアアプリ「Wikipanion」

 「Wikipanion」は、使い勝手を追求したシンプルなWikipediaビューアだ。他のWikipediaビューアのように特別な機能こそ持たないが、そのぶん使い勝手に注力されており、Wikipediaの検索がストレスなく行えるように工夫されている。

  • ホーム画面。前回最後に閲覧していたページがこのあと自動表示されるので、再検索の手間がかからない

 使い方は一般的なWikipediaビューアと同じで、起動すると画面上部に表示される検索窓に単語を入れて検索を実行すれば、該当のページが表示される。検索時には日本語のWikipediaのほか、他言語のWikipediaや、Googleの検索も行える。起動時には前回最後に閲覧していたページが自動的に表示されるので、画面をうっかり閉じてしまった場合も再度検索する手間がかからない。

 細かい使い勝手も充実している。例えば履歴表示やブックマーク済みのページについては、画面右上のアイコンからワンタップで呼び出せるようになっている。一般的なWikipediaビューアの中には、これら機能が階層の奥深くにあって使いづらいものもあるが、本アプリはすばやくアクセスできるよう工夫されている。履歴は日付ごとに区分けされていて探しやすいほか、ブックマークについてはページ内の特定のセクションに対しても付与できるので、該当箇所を探すのも容易だ。

 表示周りの機能もすぐれている。フォントサイズについては、読み取りが困難な極小のサイズから、遠くから見ても分かる巨大なサイズまで、およそ20段階で切り替えることができる。小さなサイズにしておけば、PCのブラウザで見ているのとほぼ同じレイアウトをiPhoneの画面上で再現することもできる。ページ内にある表組みを別画面で表示する機能もあるので、レイアウトの崩れにも対応しやすい。

 Wikipediaビューアとしての知名度はあまり高くはないが、使い勝手は折り紙つきで、本アプリを使ってからほかのWikipediaビューアを使うと、わずらわしさを感じる場合もしばしばだ。検索も高速、また広告も表示されないなど、利用者にストレスを感じさせない配慮が随所に見られるだけに、普段使いに合ったWikipediaビューアを探しているのであれば、真っ先に試してみることをおすすめする。

  • 検索は他言語のWikipedia、およびグーグルでの検索も行える

  • 本文表示。レイアウトはごく一般的。左下には戻る/進むアイコンがあり、ページを前後に移動できる

  • フォントサイズはおよそ20段階で調節できる。これは1行あたり約45~50字になるよう表示した状態だが、これよりさらに小さい設定も可能というから驚く

  • 画面下のアイコンをタップして目次を表示し、該当のセクションにすばやくジャンプできる

  • 履歴は日付ごとに保存されるので、あとから探すのも容易だ

  • ブックマーク機能。検索窓の右側にあるアイコンからすばやく呼び出せる

  • ページ内の特定のセクションを指定してのブックマークにも対応する。長文のページをあとから呼び出す際に重宝する機能だ

  • ページ内検索機能のほか、ウィクショナリーによる辞書検索も行える

>>Wikipanionのダウンロードはこちらから

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