料理写真の共有サービス「miil(ミイル)」を提供するFrogApps創業者で現在同社の取締役を務める中村仁氏。同氏は7月25日、自身のブログで新会社の設立と、FrogAppsの取締役辞任を発表した。
新会社の名称は「トレタ」。中村氏によると、今秋にも“飲食店を革新するツールを提供する会社”を提供する予定だという。詳細は中村氏がブログで語っているが、アナログで手作業の多い外食産業において、現場の誰もが利用できる優しくてフレンドリーなサービスを提供することで、飲食店の現場の課題を解決していくとしている。
また、中村氏によると、トレタはフェムトグロースキャピタル有限責任事業組合および有限責任事業組合フェムト・スタートアップから、合計1億円資金を調達していることを明らかにしている。
フェムト・スタートアップは、公認会計士である磯崎哲也氏が立ち上げたスタートアップ向け出資を手掛ける有限責任事業組合(LLP)。これまでにピースオブケイクやカトマック(NTTレゾナントが買収)に出資している。フェムトグロースキャピタルは、同じく磯崎氏が新生銀行子会社の新生企業投資とともに立ち上げたLLPとなる。
磯崎氏は今回の投資について、「中村仁さんが新たな飲食店向けの事業を始めると聞き、構想を伺って、『これは大きな可能性を感じる!』と考えて投資した。中村さんのような実績のある経営者がスムースに事業をリリースできるよう、さまざまな角度から支援していく」としている。
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