機器の設置と接続が終わったら、続いて視聴環境のセットアップを行う。PCであればブラウザにアドオンを導入し、スマートフォンやタブレットであれば専用アプリ「SlingPlayer」をインストールする。なお、SlingPlayerは有償であり、またiOS用はユニバーサルアプリではなくiPhoneとiPadでそれぞれ別のアプリに分かれているため、その分コストがかかる点は気をつけたい。
インストールが完了したらブラウザからSlingboxのサイトにアクセスし、未登録ならアカウントを作成してログイン、登録済みならメールアドレスとパスワードを入力してログインし、画面上の「Watch」をクリックする。初回のみ、入力端子やリモコンの種類を選ぶウィザードが表示されたのち、ネットワーク内のSlingboxが自動的に検索され、選択するとチューナ機器で受信したテレビの映像が表示される。
テレビの表示画面は一般的なチューナと同様で、音量調節、チャンネル切替、画面サイズ変更といった機能がそろっている。設定時に正しくリモコンを選択していれば、実物そっくりのスキンを持ったリモコンを画面上に表示し、実物をテレビに対して使うのと同じ感覚で操作が行える。
スマートフォンおよびタブレット用のアプリでもこれらの機能は同様で、タッチによるリモコンの操作が行える。スマートフォン用アプリだと画面が小さいためにリモコンのすべてのボタンを一度に表示できず、目的のボタンを呼び出さなくてはいけないため操作がやや煩雑だが、それでもひと通り使って慣れさえすれば、各機能が快適に使えるようになる。
以上が使用可能になるまでの流れだが、筆者がこの設定段階でつまづいたのは、テレビにHDMIケーブルが接続された状態のまま本製品を接続すると、映像信号がHDMIにしか流れず、本製品は音声しか再生できなくなるという現象だ。これは著作権保護機能が有効になるためで、HDMIケーブルを抜いてD端子で接続することで回避できる。
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