iPhoneで正確に脈を測って記録できる「Instant Heart Rate」

 「Instant Heart Rate」は、iPhoneのカメラ機能を使って心拍数を測るユニークなアプリだ。カメラに指を当て、LEDの光で脈を読み取ることにより、目分量に比べて正確な脈を測定できるので、健康管理に役立てることができる。

  • まずはこのように、iPhoneのカメラ部に指先を当てる。あまり強く押し付けすぎると血流が阻害されるので軽く覆うのがコツ

 アプリを起動するとすぐに読み取りモードに入る。チュートリアルに従って背面カメラを指で押さえると心拍数の測定が始まり、検知された脈拍が波形になって画面上に表示される。押さえて数秒後から徐々に波形が安定して表示されるようになり、そのままの状態で十数秒ほど続けると測定完了となる。

 グラフでは、年齢に応じた平均値と比べて脈が早いか遅いかが表示できるほか、リスト表示で過去に測定した値とも見比べることができる。保存件数は無料版では最大5件まで、有料版では無制限となる。長期間測定を続けていれば、値の変動も把握しやすくなる仕組みだ。

 脈が測れる具体的な仕組みとしては、背面LEDを発光させ、血の流れによって変化する指先の微妙な色の変化をカメラで読み取っている、と説明されている。つまり「手のひらを太陽にかざして血の流れを見る」のと近いことが、iPhoneの背面で行われているわけだ。説明によると、強くカメラを押さえすぎたり、指先が冷たい状態では、正確な測定ができないとしている。

 試用した限りでは精度はそこそこ高く、手軽に記録を取りたい場合に便利なアプリだと言える。なお今回スクリーンショットで使用しているのは無料版だが、広告表示が少ない有料版では測定結果の保存件数に制限がないのと、測定結果を保存する際にコメントを付ける機能も用意されているので、気に入ったらこちらを使ってみてもよいだろう。

  • アプリを起動すると心拍数の測定が始まる。まだこの段階では中央下の波形グラフは平らなまま

  • 測定が進むと徐々に波形らしきものが描画されるようになる

  • 測定完了。今回は80bpm(beats per minute)という値になった

  • 平均値に対してどのくらいの値なのかが表示される。TwitterなどのSNSに投稿することもできる

  • 無料版では過去の測定値を最大5件、有料版では制限なく保存できる

  • 設定画面。ビープ音を鳴らしたり、測定がうまくいかない場合に一定秒数後に自動停止するオプションが用意されている

>>Instant Heart Rateのダウンロードはこちらから

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