フジヤエービック主催による「春のヘッドフォン祭」が、5月11日東京青山の「スタジアムプレイス青山」で開催された。会場内には国内外のオーディオブランドによるヘッドホン、ヘッドホンアンプ、ケーブルなどが一堂に集められた。
「秋のヘッドフォン祭」同様の会場で実施されたが、今回は1日のみの開催となった。7~10階までの4フロアを使用して、製品展示や視聴、販売コーナーなどを設置。開場直後には入場者の列ができたほか、エレベータに乗るための待ち時間が必要になるなど、かなりの盛況ぶりだった。
見どころは、会場内で初披露された新製品の数々。SHURE Japan Limitedでは、5月9日に発表されたばかりの4基のドライバを搭載したハイエンドモデル「SE846」を一般ユーザーにお披露目した。多数の試聴希望者が予想されたため、予め整理券を配布。多くの来場者が整理券を希望していた。
一方ティアックでは、会場内で独beyerdynamicブランドの新製品発表会を実施。「Custom One Pro」の新色ホワイトモデルやティアックとのコラボレーションモデルとなる「Custom One Pro Japan Special Edition」(9月発売予定)、独自の「テスラドライバー」を採用した「Custom One Tesla」(2014年春頃発売予定)、ヘッドホンアンプ「A20」などを発表した。Custom One Teslaでは、スペックやデザインなどの意見をユーザーから募るウェブサイトを開設することも明らかにした。
このほか、テックウインドのブースでは、6月発売予定とされるWestone製のクロスオーバーイヤホン「ADV Series Alpha」(予定想定価格:2万5000円前後)を紹介。ブース内にはWestoneのスタッフも来日していた。
各社の参考出品も数多く見受けられた。イメーションでは、TDK Life on Recordから発売しているヘッドホン「CLEF-P」シリーズの参考出品を展示。東和電子では「NANOCOMPO」シリーズの参考出品としてD/Aコンバータ「NANO-D1」を並べ、試聴も行えた。
発売前の新製品や直販での取り扱いが主となるブランドのモデルを試聴できることもヘッドフォン祭の魅力の一つ。音茶楽では6月1日に発売する「Flat4-玄(KURO)」を限定で先行販売したほか、カナルワークスでは耳型から採取して作るインイヤーヘッドホンの試聴を実施。試聴用の機材が用意されていた。
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