コンピュータソフトウェア倫理機構(ECOS)は5月2日、栃木県警察本部生活環境課と小山警察署が4月30日付けで、ファイル共有ソフトを使い、パソコンゲームなどを違法配信していた埼玉県在住の無職の男性(40歳)を、公衆送信権の侵害による著作権法違反疑いで逮捕したことを公表した。男性は逮捕事実を認めているという。
この男性は1月中旬から下旬までの間に、ファイル共有ソフト「Share」を使い、ECOS加盟会社のゲーム作品を含む多数の製品を、著作権者の許可を得ずに無断でアップロードし、不特定多数のインターネットの利用者に対して自動送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれている。家宅捜索の際に、Shareを使用していたパソコンなどが多数押収されており、栃木県警では、他の余罪も含め詳しく調べている。
なおECOSの調査によると、この被疑者は2009年ごろから約4年間にわたり、「喫茶東洋」というIDで、多数の新作ゲームソフトを発売日直後にアップロード。インターネット上では、被疑者を「神」「東洋神」「放流者のチームーリーダー」などと呼ばれていたという。
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