コリッシュプロジェクトは、シェアハウスをしたい人を探し、マッチングするサービス「Colish」のリニューアルを実施した。
Colishは、住む場所や家賃でシェアハウスを探すのではなく、「ミュージシャンを目指す人たちが集まるシェアハウス」「スタートアップの人たちのシェアハウス」などのように、自分が住みたいシェアハウスのコンセプトを投稿し、同じ価値観の仲間を募ることができるサービスだ。「どこにいくらで住むかではなく、誰とどうに住むか、という新しい住み方の提案をしていくことが目的」と、コリッシュプロジェクト代表の小原憲太郎氏は語る。
Colishは、2011年に、イベント「Startup Weekend」で出会ったメンバーによって作られたサービス。これまでに170人以上のシェアハウスのコンセプトを公開してきたほか、自ら「プログラミング」「家中留学」といったコンセプトのシェアハウスの企画や運営に携わってきた。
今回のリニューアルでは、これまでに掲載されたシェアハウスを検索、一覧できる地図を公開した。これにより、Colishの関わったシェアハウスの実例や盛り上がりが可視化されているという。また、シェアハウスとして契約できる不動産物件の情報も公開していく。広告は契約時にColishに報酬を支払う成果報酬型のものとなる。今後は、空き家を題材にシェアハウスのアイデアコンテストを開催したり、シェアハウス利用者を集めたイベントやインタビューを実施するなど、シェアハウスに関連したリアルイベントやコンテンツを提供していく。
「若い人たちのシェアハウスに対する抵抗も無くなっており、『見聞きする』というフェーズから『実践したい』というフェーズへと移行している。不動産業界でも、空き物件を有効活用したいという考えもある。これからは需要と供給をマッチングさせる、人と人とつなぐサービスを展開していく」(小原氏)
今後は、不動産の貸主と利用者の間に顔が見える関係性を築くことで、よりマッチング率を高める施策を展開する。国内のみならず、海外への展開も視野に入れている。「さまざまなシェアライフを応援するサービスを作っていきたい」(小原氏)
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