Movesは、iPhoneの加速度センサと位置情報機能を利用して、歩数や移動距離などのアクティビティ情報を記録するアプリだ。iPhoneを持ち歩いてさえいれば、記録は自動的に行われる。記録される行動は「Walking(徒歩)」「Running(ランニング)」「Cycling(自転車)」「Transport(電車、バス、自動車など)」の4種類。画面上部に表示されるSummary Bubble(サマリーバブル)という緑色のバブルをタップすると、タップするたびに、その日の歩数、移動時間、移動距離が順番に表示される。どのように移動したかは、Storyline(ストーリーライン)で確認できる。
自動的に記録されるようにするには、「Settings(設定)」画面で「Tracking(追跡)」が「On」になっている必要がある。次の充電時まで記録を一時停止したり、完全に停止したりすることができるが、動きがない時には、バッテリーの使用を最小限に抑える設計になっているため、常に「On」にしておくのも便利だ。また、日本ではメートル法が利用されているため、「Settings」画面で「Metric Units(メートル単位)」をオンにしておこう。
記録画面では、画面を左右にスワイプすると日付を移動できる。特定の場所に留まると、地図上にその場所が記録される。位置情報を修正するには、ラベルに表示されている鉛筆アイコンをタップし、HomeやSchoolなどの場所名を指定するか、Foursquareから提供されている位置情報を元に、任意の場所を指定する。地図は、iOS6標準の地図のため、日本語では検索がうまくいかないことがあるが、Foursquareの情報があるため、場所名の選択にはあまり困らないだろう。ただし、30秒以内の移動の場合は、記録されないので、あまり細かい移動が続くと記録されない可能性はある。
サマリーバブルで見られる歩数などの記録は、当日、今週、先週より前の週といった単位で確認することができる。サマリーバブルのみ、または、サマリーバブルとストーリーラインの両方の画像をメールやFacebookなどでシェアすることが可能だ。出かける前にわざわざアプリを起動しなくても、iPhoneを携えているだけで移動が記録されるので、外回りの仕事や、初めての場所に出かける際の記録に使ったり、普段の行動の分析に使ったり、おもしろい使い方ができそうだ。
>>Movesのダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」