Notaは2月4日、iPad向けブログサービス「davinci note」をリニューアルした。
davinci noteは、iPadでの編集を前提としたブログサービス。編集用のアプリはApp Storeから無料でダウンロードできる。アプリを立ち上げ、写真とブログ記事のスタイル、レイアウトを選択してテキストを入力するだけで、ブログ記事を作成できる。2012年10月に公開し、これまで3万件以上ダウンロードされた。
サービスを提供するNotaは、2012年6月に日本最大の図書検索サイト「カーリル」を有限会社アール・ワイ・システムに事業譲渡した企業だ(現在はカーリルが運営)。Nota代表取締役CEOの洛西一周氏は、「ソーシャルメディアによって、自分の考えをまとめることが少なくなった。だからこそ、しっかり残すストック型のメディアが見直されるのではないか」とdavinci noteの開発経緯について語る。
これまでdavinci noteのアプリで作成したブログは、Notaが運営する「http://davin.ci/(ユーザー名)」でのみ公開できた。今回のリニューアルでは、ユーザーから要望が多かったという外部ブログへのエクスポート機能を実装。WordPressで作成したブログのほか、BloggerやJUGEM、はてなブログ、はてなダイアリーなどの外部ブログサービスへ、davinci noteアプリで作成した記事を投稿できるようになった。「スマートフォン、タブレット時代に対応したブログ作成ができるようになった。UIを含めて、これからのブログのあり方を考えていきたい」(洛西氏)
すでに日本語と英語の両方に対応しており、ユーザーの約半数が海外から利用しているという。Notaでは、2013年内にユーザー100万人を目指す。また、ビジネス利用を想定した課金サービスなども提供してマネタイズを図る。さらにiPhone版アプリの提供や写真共有サービスとの連携なども予定する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」