ルネサス エレクトロニクスは12月10日、1500億円に上る第三者割当増資の実施を発表した。引き受け先は産業革新機構、トヨタ自動車、日産自動車、ケーヒン、デンソー、キヤノン、ニコン、パナソニック、安川電機。世界経済や日本市場の急激な環境変化に耐えられる財務基盤を確立し、業績の回復に向けた重点分野への成長投資を行うのが目的。
具体的な用途として、マイコンの先端プロセス開発及び開発基盤の標準化、試作・量産などの生産に係る設備投資、自動車向け半導体におけるソリューション投資、産業向け半導体におけるソリューション投資、経営基盤再構築のための開発投資などを挙げている。
同社は、2012年7月3日及び9月28日付で収益構造の改善に向けた取り組みの実施を発表していた。7月3日に発表した早期退職優遇制度では、7446人の応募があり10月31日をもって全員退職したとしている。
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