この数週間、筆者のタイムラインには「Bing Fund」と呼ばれるアカウントからのツイートがいくつか表示されている。
米ZDNet(とTechie-Buzz)のブロガーであるManan Kakkar氏も、これらのツイートに気づいた人の1人だ。ツイートをたどると、「われわれはある楽しいこと取り組んでおり、近いうちに、もっと多くの情報を発表する予定だ」という一文だけが書かれたBingFund.comのウェブページに行き着く(Kakkar氏がツイートで述べたところによると、Microsoftが7月中旬にBing fundの詳細を明かす予定であることを示す兆候があるという)。
新しいBing Fundのトップは、(Hewlett-Packardによって買収された)VoodooPCの創設者で、最近までMicrosoftの「Xbox」事業担当ゼネラルマネージャーを務めたRahul Sood氏だ。Sood氏のLinkedInプロフィールによると、同氏は2012年3月より、「Bing関連の起業家(および)新興企業向けに設計された新しいプログラム」であるBing Fundのゼネラルマネージャーに就任している。
Microsoft自身の求人サイトの募集情報は、Bing Fundについて詳細に述べており、Bing Fundを「OSD(Microsoftのオンラインサービス部門)に革新の波をもたらすために新興企業やアクセラレーターと協力するエンジェルインキュベーター」と説明している。その求人ページには以下のように書かれている。
「Bing Fundのポートフォリオには、ウェブやデスクトップ、モバイル、コンソールを扱うさまざまな新興企業が含まれる。Bing Fund新興企業のペースと多様性を考えると、(Bing Fundのクリエイティブディレクターの)職務内容は多岐にわたる可能性がある。われわれが求めているのは、包括的な能力を持つ人物である。つまり、コンセプト(ハイレベルなコンセプトを明確な言葉で表現)に始まって、インキュベーションから製品資産の開発までの体験をけん引できる人物だ。開発者や起業家と効果的に連携して、コンセプトから出荷までエンドツーエンドの体験を導いた経験があること、そして、ナチュラルユーザーインターフェース(NUI)パラダイムに関する知識と、複数の入力方法でさまざまな体験を設計した経験があることも条件だ」
Bing FundインキュベーターはMicrosoftテクノロジに注力していない者に門戸を閉ざしているわけではなさそうだ。別の求人ページには以下のように書かれている。
「OSDに革新の波をもたらすために新興企業やアクセラレーターと協力する小規模のチームであるBing Fundは、Microsoftのウェブ/クラウドスタック(C#、ASP.NET、Azure)やHTML/Javascript/jQuery、さらに人気の新興スタック(LAMP、Ruby on Rails、PHP、AWS、Heroku、Google App Engineなど)の1つ、または複数に広範な経験を持つ才能豊かなエンジニアを求めている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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