ジャパン・トゥエンティワンは6月29日、JPEGの画質を保持しながらファイルサイズが最大5分の1まで縮小できる、ICVT製のLinuxサーバ用静止画圧縮ソリューション「JPEGminiフォトサーバー」を国内向けに販売開始したと発表した。
JPEGminiの画像最適化技術は、JPEGファイルの解像度や画質を維持したまま、ファイルサイズのみを最大5分の1まで縮小できるもの。これにより、ウェブサーバの容量やデータ転送量を大幅に削減。設備投資コストの削減に加え、ユーザーエクスペリエンスの向上も期待できるという。
JPEGminiを開発したイスラエルのICVTは、アップロードした画像をJPEGminiで縮小する無料ウェブサービス「JPEGmini」、Mac環境で使える個人向けデスクトップアプリケーション「JPEGmini for Mac」で実績を上げていると説明する。
今回、ジャパン・トゥエンティワンが販売するJPEGminiフォトサーバーは、このJPEGminiを用いたICVT製のLinuxサーバ向けソリューションだ。1つのCPUあたり数千万画素の写真を1カ月に数百万枚単位で処理できるようパフォーマンスを最適化。インテルやAMDの主要CPUに対応し、2Gバイトのメモリを搭載したサーバで最大5000万画素の写真処理が行えるという。
ソリューションはLinuxコマンドアプリケーションとして提供され、コマンドの実行だけでなくシェルスクリプトなどでの自動化も容易と説明する。下層フォルダを含む全ファイルをまとめて処理できるほか、Exif情報などメタデータの削除、画像のリサイズ処理まで一括で行える。
配布形態はRed Hat Enterprise Linux 6.2、Ubuntu 10.04 Server LTS、SUSE Linux Enterprise Server 11.4、Debian GNU/Linux 6、Amazon Linux AMI 2011.09などをサポートしている。価格は年間24万円(税別)となっている。
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