「マインドマップ」という発想法をご存じだろうか。これは、中心にキーワードを置き、そこからさまざまなキーワードなどを放射状に記述し、つなげていくことで、頭の中の考えを整理して新しい考えやヒントを見つけ出すというものだ。このマインドマップをAndroid上で実践できるのが、「Mindjet for Android」というアプリである。
使い方は次のようになる。まず、中心に据えるキーワードを登録する。続いて、左下にある歯車マークのアイコンをタップしてメニューを呼び出し、左側のツールバーから新しいトピックの登録を選んでキーワードを入力すると、最初のキーワードにつながるトピックが作成される。さらに作成したトピックを選んだ後、トピックの追加を選んでキーワードを入力していく。その作業を何度も繰り返していくことで、自動的に放射状に広がるマインドマップが作成できるのだ。
メニュー下部にあるツールバーをスライドすれば、左側のツールバーの内容を変えることができ、トピックのコピーや貼り付けをしたり、トピックに色や形、アイコンなどの装飾を施したり、トピック同士を繋げるラインを追加したりと、さまざまな操作ができるようになる。ちなみにトピックには画像を追加することも可能なので、マインドマップ内にキーワードだけでなく画像を組み込むことにより、さらなるアイデアを膨らませることも可能だ。
こうして作成したマインドマップは、ウェブブラウザや地図などと同様、ドラッグやピンチによる操作が可能。マインドマップを俯瞰してみたり、細かな枝葉の部分をチェックしてみたりと、好みのスタイルで閲覧してみるといいだろう。なおトピック間をつなぐ丸い部分をタップすることで、下位のトピックを折りたたみ、全体像を把握しやすくすることもできる。
Mindjet for Androidを使えば、自由にトピックを追加したり消したりと、紙では困難な操作も簡単にできる。それゆえ、従来のマインドマップの使い方にとらわれない、さまざまな使い方を実践し、アイデアの発想に役立ててみるという手もある。またこのアプリは、スマートフォンでも十分実用的ではあるものの、より全体像を把握しやすくする上でも、タブレットで利用した方が効果的なアプリだともいえる。タブレットの活用方法が見いだせず持て余しているというなら、このアプリを導入してアイデア発想マシンに仕立て上げてみるのもいいだろう。
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