ビデオカメラ+アプリでSNS連携も--007みたい?片耳にかけられる「Looxcie2」

Yasu(4001field)2012年06月07日 09時00分

 ただ装着するだけで、今見ている目線の映像を簡単に記録し、SNSやメールで友達に共有できる──それがこのビデオカメラ「Looxcie2」だ。

  • Looxcie2

 Looxcie2は耳にかけて使うウェラブルビデオカメラ。操作は非常に簡単でクリップボタンを押した瞬間からすぐに録画を開始し、今見ている目線の映像をダビングしてくれる。基本ハンズフリーの状態なので、子どもと一緒にスキーをしたり、遊園地で一緒に遊びながら、想い出を記録することができる。また、自動車に装着することで、ドライブレコーダとしても使えるほか、自転車やロッククライミングなどのスポーツにも活用できるだろう。

軽くて、長時間撮影に対応

  • 耳にフィットするので、長時間の撮影も疲れにくい

 Looxcie2の特長は、機動性の高さにある。84mmと超小型で、標準添付の耳かけ用アクセサリにより抜群のフィット感でユーザーの耳にかけられる。しかも、ハンズフリーで装着したビューアングルからの連続撮影ができるのだ。また、88gと非常に軽いため、長時間の着用でも疲れることがない。バッテリは連続で最大4時間まで撮影が可能で、記録できる容量は機種によって異なるが、最大容量の機種では10時間という長時間の記録が可能だ。

最大の特長は専用アプリ

  • 3つの専用アプリ。どれも無料だ

 しかも、ただ単に撮影できるだけではない。Looxcie2は、スマートフォンに対応している専用アプリケーションで思い通りに撮影したり、映像をライブ中継してみんなで共有しながら、リアルタイムでチャットをしたりできるのも大きな魅力だ。

 Looxcie2には「Looxcieカム」と「Looxcieモーメント」の2つの撮影モードがある。撮影モードは、Looxcie2をスマートフォンに接続し、あらかじめダウンロードしておいた無料アプリ「Looxcieカム」と「Looxcieモーメント」を起動することで切り替えられる。このほかに、体験版ベータ版として、ライブ中継ができる「Looxcie LIVE」もある。

 アプリはいずれもAndroid版とiPhone版が用意されている。今回はiPhone版を使用した。アプリのダウンロード先は、ウェブサイトに記載されている。

 Looxcieカムは基本的にビデオカメラと同じような機能アプリだ。まずはiPhoneとLooxcie2をBluetoothでペアリングし、アプリを起動するとカメラで撮影している映像がリアルタイムでアプリ上に映し出される。ダビングを開始するには、画面の下の部分の赤いボタンを押すだけで簡単に撮影可能だ。他には、撮影した動画ファイルを見たり、バッテリの容量を確認したり、映像の仕様をワンタッチで詳細を変更したりできる。

  • 赤い録画ボタンを押すことで記録できる

  • 画質/エフェクトなどの設定もアプリ経由で簡単に行える

 Looxcieモーメントではずっと常時録画を続けていて、自分が「ここ!」と思った時に本体のボタンを押すだけで、今起きた30秒のクリップを編集不要でSNSで共有することができ、最大5時間の常時撮影が可能。撮影した映像から500個以上の30秒クリップを保存できる。

 その他にも、Looxcie Liveアプリがあり、このアプリを使うことで、今自分が見ている映像を複数の人にライブ中継することが可能だ。iPhone、iPad、Androidなどのデバイスでアプリをインストールすると視聴可能になる。PCなどのウェブ視聴にも近日対応予定とのことだ。

2種類の商品と多彩なオプション

 Looxcie2は、オプション品が非常に充実している。個人だけではなく、業務用の用途としても需要が多いため、数多くのパーツがある。帽子やヘルメットなどにLooxcie2を固定するものから車や自転車に装着させるものまで、その種類は多様だ。個人の趣味・使用用途に合わせてアクセサリを変更するだけで、自分にあったスタイルで撮影することが可能だ。

 種類は2つの商品が発売されており、それぞれ録画容量と価格が異なる。「LX2-001-JP」は5時間(1万9800円)、「LX2-002-JP」は10時間(2万4800円)。どちらも内蔵バッテリでは最大2時間(480p)または最大4時間(320p)の録画が可能で、長時間の撮影には、USBなどの外部電源などを活用することで対応できる。画質は、480p(VGA)または320p(HVGA)で撮影できる。

 カメラは数多く存在しているが、この商品は耳にかけても負担を感じないほど軽い。さらに、アプリを通して簡単にカメラをコントロールでき、画質は超高画質とまでは言えないが、PCくらいでは十分再生を楽しめるので、日々の生活を記録するのに非常に適しているウェラブルカメラではないだろうか。

  • 帽子や自転車に装着する、多彩なオプションがある

  • 保存されている動画もアプリ経由で閲覧可能

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