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情報を記録し共有するプログラマー向けメモアプリ「Kobito」

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 プログラマーが書いたソースコードや質問事項などを共有するソーシャルサイト「Qiita」を運営するインクリメンツは4月5日、Mac OS向けの技術情報記録アプリ「Kobito」を公開した。利用できる環境はMac OS 10.6以上。利用は無料だが、Qiitaのアカウントが必要となる。AppStoreでの提供は4月下旬を予定している。

 Qiitaは2011年にプログラマー向けのQ&Aサイトとしてスタートした。「プログラマーがプログラムを共有し、互いに質問し合える場所を作りたかった」と共同創業者で取締役の小西智也氏は話す。その後小さな方向転換を経てプログラムや学びを共有するソーシャルサイトとしてリニューアル。現在はシード期の支援機関であるOpen Network Labの第四期生に採択されている。

 そのQiitaに接続することのできるローカルアプリがKobitoだ。シンタックスハイライトや幅広く採用されているマークダウン記法に対応しているので、ソースコードをみやすく整理して記録できる。またQiitaと連動することにより、保存しているプログラムをほかのプログラマーと共有し、開発効率の向上や学習への活用ができるとしている。

 通常、プログラマーはソースコードを書く際にさまざまなメモや参考情報を調べてストックする。しかし、ある情報はEvernoteに、ある情報はメモ帳に、といった具合にバラバラに保存されている。「プログラマー同士でソースコードや情報を共有することで、開発効率を上げたいという想いでQiitaを運営していたが、そもそも共有すべき情報を記録できていなかった」(小西氏)。

 そこでいわゆるEvernoteのクライアント的な位置づけのアプリを開発した、というのだという。だが、“自分の情報をストックする”という点に主眼を置くEvernoteとは違い、「Kobitoは自分がストックした情報をQiitaを通じてオープンに開放し、共有することを狙っている」(小西氏)という。「プログラマーの脳をつないで共有することで、フィードバックをもらったり知識のブラッシュアップが可能になる。今後はQiitaからKobitoという逆の流れを作ることでほかのプログラマーの知識を活用できるようにもしたい」(小西氏)

 小西氏はビジネスモデルについてはまだ検討中としつつも、「プログラマーが多数集まっているコミュニティは数少なく、それ自体が価値になると考えている。そこからビジネスの可能性を探る」と説明する。

 「プログラマーが楽しく効率的に開発できる場所を提供することが自分達の使命」と語る小西氏。公開1日でダウンロード数は1000件を超えたとのことで、年内にも国内外で15万人のプログラマーが使うサービスに成長させたいと目標を掲げた。

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