現在の電子メールが抱える欠点を補うサービスを開発するフランスの新興企業Kwagaは現地時間1月12日、1回目の資金調達で155万ドルを獲得したことを明らかにした。
Kwagaの主力サービスは「WriteThat.Name」と呼ばれるものだ。これは、電子メールを読み取ってコンタクト情報をユーザーのアドレス帳に自動登録するサービスで、新しいコンタクト情報の追加や既存の情報の更新が行われる。
今のところ、このサービスが利用できるのは「Gmail」と「Google Apps」のみだが、今回の資金調達により、「Microsoft Outlook」でも利用可能になると見られる。Outlook向けサービスは、現在ベータテストが行われている段階だ。
また、この資金によって、Kwagaが提供する複数の主要な顧客関係管理(CRM)製品の統合が進むだろう。
Kwagaによれば、今回の資金は、投資顧問会社Financiere Fonds Privesの助言の下で民間投資家から調達したという。
「今回のシリーズA資金調達は、当社のビジョンの有効性を証明するだけでなく、新しい革新的なサービスの販売をさらに推し進めることを可能にするもので、これによって当社は国際的な存在感を高めるとともに、この厳しい市場で世界企業になる手段を得ることができた。また、この挑戦を始めて以来私と共に歩んできた優秀なスタッフの能力をさらに強化できるだろう」と、Kwagaの最高経営責任者(CEO)Philippe Laval氏は声明の中で述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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