「食べログ」やらせ騒動でランキング操作は確認できず--消費者庁も動く

岩本有平 (編集部)2012年01月06日 15時52分
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 カカクコムが運営する飲食店の口コミサイト「食べログ」。同サイトへの口コミ代行を行う“やらせ業者”の営業行為について、報道が相次いでいる。

 それによると、食べログに飲食店への好意的な口コミや評価を投稿し、ランキングを上昇させる見返りとして飲食店から金銭を受け取るやらせ業者にランキングを操作されている事例があることが1月4日までに明らかになったという。また、カカクコムではそうした39業者を特定しており、業務停止を求めて提訴するなどの措置を検討しているという。

 カカクコムでは1月5日夕方に「本日の報道内容に関して」として一連の報道の経緯を説明。2011年1月頃に業者から食べログへの口コミ代行等の営業を受けたという通報があり、独自調査をもとに業者の存在を把握。その数は2011年12月時点でのべ39社になっていると改めて説明した。

 だが、このアナウンスだけではカカクコムが業者に対してどのような対応をしたのか明らかにされていない。この点を聞くと、「39社という数字は1年間で不正を確認したのべの社数。独自に警告文などを送るなどしており、(営業行為が)おさまったところもある」(カカクコム)とした。また、やらせ業者の存在について調査している一方で、ランキング操作を排除すべく、ロジックを逐次改善しているとのことで、「一部報道にある『不正なランキング操作があった』ということについては確認できていない」(同社)ともしている。

 カカクコムでは、不正業者を特定した際に、行為の停止を強く要請し続けるとともに、応じない場合は法的措置も視野に厳正に対応していくという。口コミ投稿に関しては全件チェックしており、不適切な内容の口コミに対しては、利用規約等にのっとって修正や削除等の対応を行っている。

 また、一連の騒動に対して、景品表示法に基づいて消費者庁が調査を始めたことを、山岡内閣府特命担当大臣が1月6日の会見で明らかにしている。

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