インテル キャピタルは11月15日、米国カリフォルニアで開催した「第12回インテル キャピタル CEOサミット」において、アジア企業10社に対する、総額4000万ドルの投資を発表した。投資先の企業には、日本企業2社と、中国、インド、韓国の企業6社、および近く投資予定の台湾企業2社が含まれる。
投資先の日本企業のうち1社は、特許技術「Gクラスタ」を活用した双方向クラウドサービスを提供するGクラスタ・グローバル。同社は今回の投資により、研究開発や新規市場の拡大を図る計画だ。
もう1社は、PCやタブレット、スマートフォン向けの遠隔データ消去サービスを提供するセキュリティソフトウェア企業のワンビ。同社は今回の投資により、インテルATに対応した製品開発や、クラウドコンピューティング向けのセキュリティソリューションを開発するという。
そのほかの投資先は、クラウドサービスのHappiest Minds Technologies Pvt. Ltd.(インド)、業種特化型検索エンジンのMakepolo.com Co. Ltd.(中国)、電力線通信製本のMiartech (Shanghai) Inc.(中国)、半導体製造用自動テスト装置のNeosem Inc.(韓国)、モバイル向けコンテンツのOutblaze Venture Holdings Ltd.(香港)、広告およびリテール向けモバイルソリューションのTELiBrahma Convergent Communications Pvt. Ltd.(インド)、システムファームウェアとソフトウェアエンジニアリングサービスのInsyde Software Corp(台湾)、ソーシャルゲームのSNSplus Inc.(台湾)の6社。
また、インテル キャピタルは、国際金融公社(IFC)が、インテルキャピタルのシンジケーションプログラムに参加したと発表している。このプログラムは、インテル キャピタルの特定案件に参加する投資家で構成されたもの。投資先企業に対して、世界進出に向けたノウハウ共有、取締役や顧問の派遣、増資などの支援を行う。
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