ショット日本は10月26日、スマートフォンやタブレットPC向けのカバーガラス「Xensation Cover(センセーションカバー)」の販売を開始すると発表した。これによりカバーガラス市場に本格参入する。
ショット日本は、ドイツのガラスメーカー「SCHOTT(ショット)」の販売子会社。光学部品や耐火ガラスなどの販売を手がけている。
ショット日本代表取締役社長の湯川愛里氏は「ショットの日本進出は1966年で2011年に創立45周年を迎えた。またショットの母体であるカール・ツァイス財団は日本進出100周年を迎え、グループとして切りの良い年となった。当社は創業以来、光学ガラス製品、特殊ガラスのパイオニアとして実績を上げてきたが、その成果の一つとして今回Xensation Coverを発表する」と話した。
発表されたXensation Coverは、スマートフォンやタブレットPCの静電容量式タッチパネル用に開発されたカバーガラスだ。アルミノケイ酸塩ガラスを用い、独自のマイクロフロート製造工程を採用することで、優れた表面品質と平面度を実現したとしている。
高い強度を持つことも特長で、同社によると同様のカバーガラスに比べ、約20%強度を増しているとのこと。傷がつきにくく、壊れにくいという特性も持つという。
ショットでは、今回発表した静電容量式以外にも、抵抗膜式、光学式、音響式のタッチスクリーンに対応するカバーガラスも提供しており、同社によると「4タイプすべてに対応するカバーガラスを提供しているのは当社だけ」とのこと。その中でも現在主要なインターフェースである静電容量式に注力していくとしている。
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