レノボ・ジャパンは10月13日、画面サイズ7型のタブレット端末「IdeaPad Tablet A1」と薄さ14.9mmのUltrabook「IdeaPad U300s」、高機能モバイルノートブックPC「IdeaPad U400」の3機種を発表した。
レノボ・ジャパン 代表取締役社長のロードリック・ラピン氏は「日本市場にピッタリの製品。いま、日本の家庭におけるPC普及率は低いといわれているが、既存の製品を補完できる。個人でも3台購入したい」と紹介したのが、タブレット端末のIdeaPad Tablet A1だ。画面サイズ7型の手のひらサイズで、Android 2.3を搭載した。
重量は約400g、サイズは幅195mm×奥行き125mm×高さ11.95mm。女性ユーザーを意識し、カラーはホットピンク、コバルトブルー、カーボンブラック、パールホワイトの4色をラインアップした。レノボジャパンでは初となるカラー展開だ。カメラは、前面(30万画素)と背面(300万画素)を搭載する。価格は、フラッシュメモリ2Gバイトモデルが2万円弱、16Gバイトモデルが2万5000円前後としている。10月28日より全国の量販店にて販売を開始する。
*編集部注:レノボ・ジャパンは10月27日、見込みに対して受注数量が大幅に上回り生産調整が必要となったため、量販店での「IdeaPad Tablet A1」の販売開始日を10月28日から11月9日に延期したと発表した。
IdeaPad U300sは、インテルが提唱する超薄型・軽量ノートブックPC“Ultrabook”で、最薄部は14.9mm、重さ1.32kg。さらに30分の充電で3時間程度稼働できる急速充電機能「Lenovo RapidChargeバッテリー」を搭載している。
薄さとデザイン性が特長で、天板から底板までをつなぎ目のないワンピース構成のメタルカバーで覆われている。カラーは、クレメンタインオレンジのみ。CPUにはインテル Core i7-2677Mプロセッサ、256GバイトのSSDを搭載した。さらにガラス製のタッチパッドを搭載し、従来よりもスムーズな画面スクロールやズームが可能としている。IdeaPad U300sの価格は15万円前後で、11月下旬より全国の量販店にて販売を開始する。
14型HD液晶を採用したIdeaPad U400は、IdeaPad U300sと同様に天板から底板までをつなぎ目のないワンピース構成だ。ガラス製のタッチパッドを搭載するなど、デザイン性を重視した製品だ。カラーはグラファイトグレーの1色のみ。
最薄部は22.6mm、重さ1.98kgで、インテル Core i5-2430Mプロセッサ、500GバイトのHDD+32GバイトのSSDを搭載している。光学ドライブは、メディアをドライブに直接挿入できるスロットインタイプのDVDドライブを内蔵している。価格は10万円前後で、11月下旬より全国の量販店にて販売を開始する。
このほか、小型のワイヤレスキーボードの後継機として「Lenovo ミニ・ワイヤレスキーボード N5902」を発表。11月上旬より出荷する予定。価格は6930円だ。マルチメディアキー搭載(音声コントロール、再生、停止、一時停止、早送り/早戻しなど)を搭載し、1台でマウスとキーボードの両方の役割を果たす。
ロードリック・ラピン氏は、最近のレノボの状況について「7四半期連続で世界最速の成長を達成した。これまで世界第2位だったデルを抜きレノボが世界第2位のPCメーカーに躍り出た」と好調ぶりをアピールする。中でも新興市場が好調で、前年度比46%増という。
シェアトップを誇る中国のマーケットを守りつつ、さらなる革新的なプロダクトやブランドの強化、サービス、NECとの連携によって両社の強みを生かしながらサービスを展開していくとしている。
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