オランダ政府は現地時間9月3日、同政府ウェブサイトのデジタル証明書を発行しているDigiNotarがハッキングの被害を受けたため、自身のウェブサイトの安全性を保証できないと述べた。イスラエル諜報特務局や英国のMI6、米国のCIAといった諜報機関も同様の被害にあったようだ。さらに、Facebook、Twitter、Microsoftの「Windows Update」、Skypeのユーザーも危険にさらされる可能性がある。
DigiNotarは、先々週末にハッキングを受けたことを認めている。Mozilla Foundationはすでに該当する証明書をブロックしている。Microsoftによれば、「Internet Explorer」のユーザーが不正な証明書を使っているウェブサイトにアクセスしようとすると警告が表示されるという。最新版の「Google Chrome」を使っているユーザーも同様に警告が表示される。
F-SecureやGoogleなどは、今回のハッキングにイラン政府が関与しているかもしれないと考えているが、オランダ内務相は、イラン政府の関与は確認できていないとしている。
米国時間9月4日までに明らかになったところでは、今回被害にあったSSL証明書は500件以上にのぼっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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