韓国の携帯電話メーカーであるサムスンは、多様なフィーチャーフォンやスマートフォン向けの新しいインスタントメッセージング(IM)ツールによって、IM市場に参入する。
サムスンが無償で提供する新しいIMクライアント「ChatON」はクロスプラットフォーム対応で、多種多様な電話のユーザーによる、家族、友人、および同僚とのチャットを可能にする。Reutersによると、同サービスは、サムスンのフィーチャーフォンと、「Android」または同社独自のモバイルOS「bada」を搭載するスマートフォンにプリインストールされる予定だという。
しかし、Appleの「iOS」やRIMの「BlackBerry」など、他のモバイルプラットフォーム向けにも無償ダウンロードとして提供される予定である。
フィーチャーフォンのユーザーは、同サービスの基本機能へのアクセスが可能で、テキストメッセージ、写真、カレンダーなどを共有できる。サムスンによると、スマートフォンユーザーはより高度な機能が利用可能で、友人のプロフィールページにコメントを投稿したり、自分のIM頻度を確認したり、テキスト、音声、背景画像を付加した「アニメーションメッセージ」を作成したりすることができるという。
62の言語で120カ国以上において提供される予定のChatONは今週、ベルリンで開催されるIFAカンファレンスにおいて正式に発表される予定である。サムスンによると、同サービスはその後、主要なスマートフォン、タブレット、ノートPC、サムスン製フィーチャーフォンを対象に、順次提供開始されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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