アサツー ディ・ケイがDACの全株式を売却--合弁会社も解散

 アサツー ディ・ケイ(ADK)は、8月26日の取締役会で同社の持分法適用関連会社であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)の株式のうち、同社が保有する全株式を売却すると発表した。また、DACとの合弁会社であるADKインタラクティブ(ADK-i)の合弁事業を解消することを決議したと発表した。

 ADKとDACは、2008年7月に合弁会社としてADK-iを設立。しかし、ADKを取り巻く環境の変化や両社の今後の方針について検討した結果、合弁を解消しそれぞれ独自に成長戦略を推進することが双方の企業価値最大化に寄与するとの結論に達したため、ADK-iを解散することにしたという。

 ADKはDACの普通株式を13万176株保有しており、その全株を8月26日付で売却する予定。またADKは、DACが同日付で公表しているDACによる自己株式取得に関し、ADKが保有するDAC株式の一部4万株をもって応じる予定だという。

 今回の自己株式取得に応じることでADKが保有するDAC株式の一部が売却された場合は、売出しにより売却するDAC株式数は当該売却相当株数を減じた株数となり、最大9万176株まで減少する可能性があるとしている。また、ADK-iは9月末までにDACが保有するすべてのADK-i株式を自己株式として取得し、ADKの完全子会社としたうえで解散を決議するとしている。

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