WOWOWは10月1日から開始するハイビジョン3チャンネル放送に向け、編成ポイントやコンテンツについて発表した。「WOWOWプライム」「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」とチャンネルごとの特長を打ち出すほか、平日夜に2時間の無料放送枠を設ける。合わせてブランドロゴとコーポレートメッセージを「見るほどに、新しい出会い。WOWOW」と刷新し、新たなスタートを切る。
代表取締役社長の和崎信哉氏は「7月24日のアナログ放送終了とともに、アナログWOWOWも20年の歴史にピリオドを打った。10月1日からは新たに参入する有料チャンネルとともに、衛星放送の活性化、今後の発展を目指す」と話した。
フラッグシップチャンネルとなるWOWOWプライムでは、毎日23時から海外ドラマを放送。22時台のドラマと合わせ毎週10本の新作ドラマを放映する。映画では吹き替え映画枠を月~金曜日の19時50分~22時に設置。現在約140タイトル放送していた吹き替え版を年間200タイトルへと拡大する。
さらに、月~金曜日の18時~19時50分を無料放送枠にし、18時からは名作海外ドラマ「ER 緊急救命室」、18時55分からは「ザ・プライムショー」を放送。ザ・プライムショーは、東京・渋谷に新設されたサテライトステーションから毎回生放送で送られる情報番組だ。ホストをジョン・カビラ氏が務め、曜日ごとに設けられた特集コーナーでは土屋アンナさん(海外ドラマ担当)、冨永愛さん(映画担当)といった女性キャスターが登場するとしている。
ライブ、エンターテインメントチャンネルのWOWOWライブでは、スポーツ、音楽、ステージといったコンテンツを手がける。スポーツを中心に生中継を増加させ、見やすい時間帯の再放送と組み合わせ展開していくという。また、ステージでは歌舞伎、落語、舞台のほか、メトロポリタン・オペラ、バレエなどの新ジャンルも追加するとしている。
10月2日には、開局20周年記念番組としてWBC世界S・バンタム級チャンピオン西岡利晃氏の海外防衛戦「エキサイマッチスペシャル in ラスベガス」を企画。会場には西岡利晃氏本人も登場した。
24時間映画専門チャンネルとなるWOWOWシネマは、年間800タイトルの初放送映画を放送するとのこと。金~日曜日の週末に新作映画を集中して放送するほか「7作品一挙放送! ハリー・ポッターの日」「ジャッキー・チェン大全 伝説の35作品一挙放送」などの特集も予定している。
ハイビジョン3チャンネルへと改編される10月1~2日は「WOWOW大開局祭」として、36時間の無料放送を実施。WOWOW開局イメージキャラクターに決定した福山雅治氏の「福山雅治 36時間テレビスペシャル ライブサーキット『fighting pose』」を放送するほか、2009年から実施しているイベント「WOW FES!(ワウフェス)」の会場を、ウェブサイト上に設け「ソーシャルビューイング」を展開するという。
これはパブリックビューイングのウェブサイト版で、WOWOWをみながら、インターネット上に視聴者同士がコミュニケーションできる場所を設けるというもの。すでにMSN、Yahoo! Japan、ニコニコ動画、USTREAM、Ameba、Facebookなどのウェブ媒体と協力して実施することが決定している。
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