WindowsかAndroidか選べるタブレットPC「FT102」--薄型キーボードも付属

 KOUZIROは7月18日、10.1型(1024×600ドット)の液晶を搭載したタブレットPC「FT102」シリーズを発表した。出荷は7月末より順次開始する。同社のウェブサイトから購入できる。

  • タブレットPC「FT102」シリーズ

 FT102シリーズはOSにAndroid 2.2を搭載した「FT102-16」(3万9800円)とWindows 7 Home Premiumを採用した「FT102-32」(5万9800円)の2種類がラインアップする。動作時間はいずれも3.5時間。

 なお、FT102-16はGoogleのCTS認証を取得していないため「Android Market」は利用できない。主に法人をターゲットにした製品で、企業が独自のアプリを利用することを想定しているという。山口県に本社を持つKOUZIROと地元のソフトハウスらが協力し、導入に向けてアプリの開発サポートなども行うとしている。

 いずれもタブレットPC本体に加えて、標準で薄型の充電式ワイヤレスキーボードが付属しており、これらを重ね合わせて持ち運びできるデザインも特長の1つだ。重さはタブレットPC本体が790g、ワイヤレスキーボードは280g。両方重ね合わせて持つと1070gになる。

  • Android 2.2を搭載した「FT102-16」

  • Windows 7 Home Premiumを採用した「FT102-32」

  • タブレットの表面にはインテルAtomプロセッサのシールが貼られている

 CPUにはIntel Atom N455 1.66GHzを採用し、タッチパネルは静電容量式の2点マルチタッチを採用している。ワイヤレスLANはIEEE802.11 b/g/n、加速度センサと前面に1.3Mのカメラを搭載した。USB2.0ポートは2つ搭載するが、キーボード使用時に1ポートが必要になる。メモリはAndroidを採用したFT102-16が1Gバイト、本体記憶容量が16Gバイト。Windowsを搭載したFT102-32のメモリは2Gバイト、本体記憶容量は32Gバイト。このほか、microSDが利用できる。

 タブレットPCは、本体の端に付いている「サイドアーム」を曲げ伸ばしすることで、フォトフレームのように立てかけられる。サイドアームにはモニタ出力(D-Sub15ピン)を搭載しており、プロジェクタやモニタへの出力が可能だ。外部出力の最大解像度は、FT102-16が800×600、FT102-32が1920×1080。

  • キーボードと本体を重ね合わせると、見た目はノートPCのようだ

  • 横から見たところ。キーボードとセット時の厚みは23.6mm

  • キーボード本体にはレシーバが収納できるようになっている

  • 指で開くと簡単にディスプレイと本体が外れる

  • 薄型のキーボード

  • 本体と無線キーボード

  • キーボードからレシーバを取り出したところ

  • タブレット本体にレシーバをはめこむと使える

  • サイドアームを伸ばすとフォトフレームのように立てかけられる

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