ヴイエムウェアは7月13日、仮想化基盤ソフトウェアの新版「VMware vSphere 5」をはじめとする新製品群を発表した。第3四半期(7~9月)中の提供を予定している。2年ぶりのメジャーアップデートになる。今回発表されたのは以下の製品。
運用管理ソフトウェアの「VMware vCenter Operations」と今回発表されたソフトウェア群の構成で、クラウドインフラ技術の統合スイートになった、と同社のストラテジックアライアンス部長の名倉丈雄氏は説明する。vSphere 5には既存機能の拡張と200近い新機能が追加されるとともに、性能も向上している。
前版のvSphere 4では仮想マシン(VM)稼働が8台だったが、vSphere 5では4倍の32台となっている。またサポートするメモリ量も256Gバイトから1Tバイトの4倍。これらの性能向上で、VMは毎秒100万回以上のI/Oを処理できるようになり、最もリソースが集中するアプリケーションの要件にも十分対応できるという。1日あたり20億件以上を処理するデータベースをサポートできると説明している。
同社代表取締役社長の三木泰雄氏は、日本市場について「大型案件が増えている」と説明。企業の情報システムの基盤として「仮想化技術が用いられるようになっており、その発展系としてプライベートクラウドへの移行を考えている企業も多い」と見ている。
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