ブリスコラは6月21日、グローバルクラウド連携サービス「Concord」の提供を開始した。
Concordはオンプレミスとクラウドサービスの組み合わせやクラウドサービス同士でのデータ連携をインターネット経由で実現するサービス。
クラウドサービスの多くは、各クラウドとデータをやりとりする共通規格やAPIが存在しないため、サービス間の互換性が低く、複数クラウドの連携、統合が難しいのが現状だ。これに対してConcordは、サービスの企画、設計段階からグローバルなクラウドとの連携、統合に必要な機能の提供を目指すという。
Amazon EC2やGoogle App Engineをはじめ、数百種のアプリケーションやサービスに標準対応。電子データの存在証明や非改ざん証明を行うタイムスタンプ機能やアクセスコントロール機能、ユーザーやシステムのログ記録取得により、高い信頼性を備えるという。
またOSや仮想化ソフトにオープンソースソフトウェアを採用。プロビジョニングや管理ツールを自社開発することで運用管理を大幅に効率化。各種クラウドからデータを読み書きするコネクタなどを標準化することで、価格を安価に抑えたとしている。
サービスはSaaS形式で提供される。料金は1社1週間で30万円から。ブリスコラでは2012年3月末までに約1億円の販売を目指す。
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