公正取引委員会、DeNAに対し排除措置命令--アプリ開発会社への圧力めぐり

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 公正取引委員会は6月9日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「モバゲータウン(現:Mobage)」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)が、ライバル関係にあるグリーと取引のあるアプリ開発会社に対して不当な圧力をかけたとして、DeNAに排除措置命令を出したと発表した。

 DeNAのモバゲータウン(当時)およびグリーのSNS「GREE」は、それぞれアプリプラットフォームを公開しており、外部のアプリ開発会社が両社にアプリを提供できる。両社とも、人気の高いアプリを開発するパートナーを獲得することで、自社のSNSの拡大を図っており、ライバル関係にあった。

 こうした中でDeNAは、アプリ開発会社がGREEを通じてアプリを提供した場合、モバゲータウンを通じて提供するアプリのリンクを、モバゲータウンのウェブサイトに掲載しないようにしていたという。これが、グリーと取引のあるアプリ開発会社に対する不当な圧力となり、違反行為にあたるとして、公正取引委員会が2010年12月8日、DeNAへの立ち入り検査を実施していた。

 公正取引委員会はDeNAに対し、独占禁止法に基づき同様の行為は行わないことを徹底させるため、自社のSNSにおけるアプリ開発会社との取引に関する取り決めの作成、および役員と従業員に対する研修、法務担当者による監査を定期的に行うことを命じた。

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