Sony Picturesは米国時間6月3日夜、同社ウェブサイトの一部が2日に何者かによって侵入されたことを認めた。
Sony Picturesの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるMichael Lynton氏と共同会長のAmy Pascal氏が共同声明で述べたところによると、同社は今回のサイバー攻撃の首謀者を突き止めるために、米連邦捜査局(FBI)に連絡を取ったという。
Lulzsecと名乗るハッカーグループは2日、ソニーのサーバから盗み出したデータを投稿して同社に「恥をかかせる」とTwitter上で述べ、同社を露骨に嘲笑した。その数時間後、同グループはSonyPictures.comおよびベルギーとオランダのSony BMGウェブサイトから入手した15万人のユーザーのパスワードと氏名、電子メールアドレス、住所、電話番号をオンラインに公開した。同グループは、それらのサーバのセキュリティを突破するのに複雑な作業はほとんど必要なかったと主張している。
Sony Picturesは声明で、「この数カ月、ソニーグループのさまざまな企業と多数の政府機関、企業、および個人に影響を及ぼしているサイバー犯罪の波が、Sony Picturesも襲った」と述べている。
Lynton氏とPascal氏によると、Sony Picturesは連邦当局との連携に加えて、独自に「専門家」も雇い、今回のウェブサイト侵入の犯罪科学捜査に当たっているという。
「われわれは、今回のサイバー犯罪で消費者にご迷惑をおかけしたことを深く遺憾に思っており、謝罪したい」(Sony Picturesの声明)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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