Twitterの最高経営責任者(CEO)であるDick Costolo氏は米国時間6月1日、D: All Things Digital(D9)カンファレンスにおいて、同社独自の写真共有サービスを提供開始すると述べた。今後数週間のうちにすべてのユーザーに順次提供されるという。
「Twitterへの写真の追加をめぐる摩擦を解消しなければならない」とCostolo氏は述べた。
すべてのユーザーが容易に写真をアップロードできるようにするとともに、この動きにはコンテンツの所有権を統一するという目的もある。「写真はそのユーザー自身の所有物である」と同氏は述べた。他の共有サービスでは、そうではない場合もある。バックエンドで写真をホストするのはPhotobucketだが、ユーザーインターフェースはTwitterが用意し、同社のサイトおよびアプリケーションを介してユーザーに提供する。
Twitterの写真は、Facebookのアルバムとは競合しないとCostolo氏は述べた。「Twitterの写真は、会話を中心として構成される」と同氏は述べた。つまり、いま起きていることだ。
動画については、まだサードパーティーが管理している。
Twitterの検索エンジンにも改良が加えられる予定だ。検索結果は、よりユーザーに関連性の高いパーソナライズされたものとなるため、そのユーザーのソーシャルネットワークを構成する人々によって、ユーザーごとに異なる結果が返される場合がある。検索エンジンも、結果ページに写真や動画を表示する予定である。
Twitterは当初、テキストのみのメッセージサービスだったが、ユーザーらはyFrog、Twitpic、Instagramといった新しいサービスを利用して写真を共有し始めるようになった。より一貫したユーザーエクスペリエンスを確立(するとともに収益源を管理)するために、Twitterは同社サービス向けサードパーティークライアントの抑制にも着手している。同社はTweetieを買収し、「Mac OS X」向けのTwitter公式クライアントとして再リリースした。より最近では、TwitterはTweetDeckを買収したと発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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