Twitterは、英国のある自治体に批判的なツイートをした人物について、氏名、電子メールアドレス、電話番号を開示した。The Guardianが英国時間5月29日に伝えている。英国北部にあるサウスタインサイド市の議会は、米カリフォルニア州の裁判所に対し、これらの情報の取得を申請していた。
Twitterのプライバシーポリシーには、「われわれは、人の安全を守るため、詐欺やセキュリティ、技術的な問題に対処するため、Twitter社の権利や資産を守るために、法律、条例、あるいは法の下の要請に従い、あなたに関する情報を開示することがあります」と書かれている。
今回の事件では、いくつかのTwitterアカウントが告訴の対象となったようだ。The Guardianによれば、同議会の議員であるAhmed Khan氏も関与を疑われ、TwitterがKhan氏に情報を開示したことを知らせたという。同氏は問題となっているアカウントへの関与を否定している。
Khan氏はThe Guardianに対し、「これはまるで『1984年』の出来事のようだ。もし議会が、わたしの発言が気に入らないというだけの理由で、議員に対してこのような行動を起こせるとしたら、言論の自由やプライバシーにはどんな希望があるだろうか」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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