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ITプロジェクト、完了して解散する前に考えたいこと--少ない労力で成果を最大化する - (page 2)

Patrick Gray (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎2011年05月26日 07時30分
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フォーカスグループに対する調査を行う

 プロジェクトの成果がユーザーコミュニティーに届けられると、予見できなかったあらゆる種類の要素が見えてくる。これには、誰も考えていなかったビジネスシナリオから、同僚の作業時間を毎日数時間減らせたかも知れない独創的なアイデアまで、さまざまなものがありえる。公式にでも、非公式にでもいいが、プロジェクトの公開後60日から120日後に、そのプロジェクトの機能する場所を訪問し、そこで新しいシステムやプロセスがどう使われているかを観察するといいだろう。そこでは、将来のバージョンではシステムをどう改善すべきかということから、手間の削減による時間節約の可能性、展開チームがトレーニングとサポート期間中に実施したことしなかったことなど、あらゆることを学べるはずだ。また、あなたはシステムやプロジェクトの展開プロセスを改善する方法を学ぼうとしているだけだとしても、ただユーザーの前に姿を見せるだけで、ある程度ITに対する好感を与えることができる。

6カ月後に再検討する

 ERPやCRMの展開といった、途中で変化が見込まれるITプロジェクトでは、将来の成長のための基礎を作るのに、最初の段階でかなりの時間と資金が投入されることが多い。もしプロジェクトチーム自体やその勢い、そしてリーダーシップを散逸させてしまい、二度と活用しないのであれば、その複雑な基盤を作るための努力は無駄になってしまう。

 一般に、基礎的な部分での変化を経験したビジネスコミュニティーは、6カ月も経てば、その基礎の上に何を作るべきか、ほかにどんな分野に取り組むべきかについて、有意義な意見を述べることができるだけの経験を積むことができる。最悪の場合、基礎を作るのに大変な努力をしておきながら、ほかには何の仕組みも構築せずにそれを放置することになる。ユーザーコミュニティーに慣れる時間を与えた後、将来の計画について評価すれば、最初のプロジェクトに対する肯定的な成果を活用し、拡大しながら、その基礎の上に狙いを絞った戦略的な増強を加えることができる。

 ITプロジェクトの成功は誰もが歓迎するものだが、その後プロジェクトチームが散り散りになり、リーダーがプロジェクト実現後にすぐに注意を逸らしてしまう場合、最高の成果を得ることは難しい。仕事の95%が終わった後に、数日から数週間かけて簡単に実現できる大きな改善がないかを見極め、ほんのもう少し努力を加えるだけで大きな成果を得ることができるかもしれない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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