デルは5月24日、厚さ24.68mmの薄型ボディを特長とする15.6型ワイド液晶搭載ノートPC「Dell XPS 15z」の販売を開始した。「15.6型のWindows PCとして最薄」という。日本、米国、中国、オーストラリアで時間を合わせ、同時刻に発表された。
XPS zシリーズの第1弾として登場したXPS 15zは、XPSシリーズのフラッグシップモデルという位置付けで、「究極を目指して名付けた」(デル コンシューマー&SMB事業本部 マーケティング本部 本部長の原田洋次氏)という。
Dell XPS 15zは、アルミニウムベースのシャーシに、マグネシウム合金のパームレストを採用したデザイン性の高さが特長で、「自信を持って送り出せる製品」と語った。
オンラインストアでは好みに応じたカスタマイズが可能で、Core i5/Core i7、4~8Gバイトのメインメモリ、最大750GバイトのHDD、HDもしくはフルHD表示の15.6型ワイド液晶、GeForce GT 525M(1Gバイトもしくは2Gバイト)、IEEE 802.11a/g/n、Bluetooth 3.0、USB 3.0×2、HDMI出力端子などを備えている。駆動時間は8セルバッテリで最大8時間で、重さは2.51kg。最小構成価格は9万9800円~。なお、Blu-ray Discドライブのカスタマイズには対応していない。これについて「薄型のコンポーネントが出ていないため」としている。
Dell XPS 15zは、発表に先駆けて5月13日から一部ボディの写真を公開。「詳細は近日公開」としながら話題性を高め、デザイン性の高さをアピールしてきた。
記者会見では、「新しいデル」「ブランディング」「今までとは違う」といった説明が目立った。これまでのデルのブランドについて「売れ筋の製品をラインアップし、大量生産。そういったイメージが強すぎるのが弱みだった。ニッチなセグメントかもしれないが、今までのデザインを超えて、ブランディングに使えるフラッグシップモデルを出すというのが今回の意図」とした。
なお、モバイル向け製品もすでに手掛けており「そう遠くないうちに(発表する)」とした。
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