JX通信社は5月23日、サイバーエージェント・ベンチャーズとネットエイジを割当先とした第三者割当増資を実施したと発表した。価格は非公開だが、数百万円程度になるという。
JX通信社は、サイバーエージェント・ベンチャーズ(当時サイバーエージェント・インベストメント)やディー・エヌ・エーらが2009年に開催したビジネスプランコンテスト「Start 2009」で支援対象となった企業。Twitter上のツイートを解析するサービス「TweetMatch」の開発などを手がけてきた。
今回の増資を元に、情報や知識の共有、整理の効率化ツール「vingow(ビンゴー)」を提供する予定。
vingowは、ウェブサイト上の気になったページやテキストをメモとしてオンライン上に保存できるサービス。保存したコンテンツには、すべて自動的にタグが付与される。ユーザーは自分の興味のあるタグをフォローすることで、さまざまなユーザーが保存した同じタグのコンテンツを集約して閲覧できるようになるという。JX通信社代表取締役の米重克洋氏は「ソーシャルメディアが『人』を中心としたものだとすれば、vingowは『情報』を中心とした“ブレインメディア”」と説明する。
日本語版と英語版は同時進行で作成する。PCおよびスマートフォン、タブレットに対応する。6月にもクローズドアルファ版を公開する予定で、事前の会員登録を行っている。一般公開は8月を予定している。
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