パスワード管理サービスを提供するLastPassは米国時間5月4日、ブログ記事の中で、同社のセキュリティが侵害された可能性があると通知した。同社はサービス利用者に対し、用心のためにマスタパスワードを変更するよう促している。
LastPassによると、3日のネットワークトラフィックに異常が見つかり、それに対応する異常が同社のデータベースで発見されたという。同社は、どちらの異常についても原因を特定できず、最悪の事態として、データがハッキングされた可能性があるとしている。
LastPassは、たとえデータが侵害されたとしても、複雑で辞書にあるような単語を使っていないマスタパスワードを利用しているユーザーは安全だと述べている。同社は、すべてのユーザーにパスワードの変更を要求するのは過剰反応だとしながらも、「後でさらに後悔することになるよりは、考えすぎでユーザーにわずかな不便をかけるほうを選ぶ」と述べている。
LastPassは、さらなる異常を予防するため、主要なサービスのいくつかを停止し移動して、すべてのソースコードを見直すとしている。また、暗号化によるデータ保護も強化するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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