ディー・エヌ・エー(DeNA)は4月28日、2011年3月期第4四半期(2011年1月〜3月)の連結業績を発表した。売上高は319億5500万円(前年同期比68%増)、営業利益は157億3600万円(同60%増)、経常利益は161億1100万円(同63%増)、純利益は92億7500万円(同90%増)だった。
6四半期連続で過去最高の売上高と営業利益を達成した。ソーシャルネットワーキングサービス「Mobage」を含むソーシャルメディア事業が全売上高のうち282億300万円と全体の88%を占めている。
Mobageの会員数は3月末時点で2714万人。「大人のモバゲー」を訴求したプロモーションの効果もあり、30代以上のユーザーが初めて10代、20代を上回った。3月末時点の年齢構成は30代以上が41%、20代が38%、10代が21%。ヤフーと共同で提供しているPC向けSNS「Yahoo! Mobage」は会員数が300万人を突破した。年齢構成は10代が18%、20代が26%、30代以上が56%となっている。
2011年3月期通期(2010年4月〜2011年3月)の売上高は1127億2800万円(前期比134%増)、営業利益は560億9600万円(同164%増)、経常利益は562億5800万円(同161%増)、純利益は316億300万円(同178%増)だった。
2012年3月期第1四半期の売上高は330億円を見込んでいる。2014年度には営業利益2000億円達成を目標としている。2000億の利益を出すには5000億円規模の売上高が必要になる。4兆円あるといわれる海外のソーシャルゲーム市場に挑戦し、国内市場では2000億円の売上を目標としている。2014年度には携帯電話向けサービスは全体の1割程度に落ち込むと見ているが、PC向けサービスは拡大し、2割程度を構成するという。残りの7割をスマートフォン向けサービスが稼ぐ見込み。
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