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GW中のセキュリティ、スマートフォンの対策も忘れずに

岩本有平 (編集部)2011年05月02日 12時59分
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 長期間の休暇に入る際、必ずやっておかなければならないのはウイルスやスパムといった脅威への対策だ。最近ではPCに限らず、スマートフォンもそのターゲットにされており、さらなる警戒が必要になっている。ここでは、スマートフォン向けのウイルス対策について紹介する。

 従来の携帯電話は、第三者が提供するアプリケーションがアクセスできる範囲を制限していたため、ウイルスの脅威を感じることはほとんどなかった。しかしスマートフォンでは、利用者が自由にアプリケーションを追加でき、システムの広い範囲にアクセスできる。これは裏を返せば、悪意のあるソフトウェアであっても、システムの広い範囲に影響を与えられるということだ。

 特に課題となるのはAndroid端末だ。iPhoneに関しては、アップルによる審査を通過し、AppStoreのみで販売するという手順を踏むため、悪意のあるソフトウェアをある程度チェックできる仕組みがある。

 だがAndroidの場合、マーケットに公開されるまでの審査はiPhoneよりも比較的緩く、悪意のある、ポリシーに反するアプリケーションも公開後の削除が基本だ。そしてGoogleの提供するアプリマーケットである「Android Market」以外にも、キャリアや一般企業、個人開発者など、さまざまなアプリマーケットやウェブサイトからアプリケーションを入手できる。悪意のあるアプリケーションが侵入する経路も増えているのだ。

スマートフォンユーザーが取るべき対策は?

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では2月、月例のウイルス、不正アクセス数を発表すると同時に、スマートフォン向けウイルスへの注意喚起を行っている。それを元に、スマートフォンユーザーが取るべき対策を紹介する。

  • 信頼できる場所から正規のアプリケーションを入手する
    Android Marketやキャリアなどが運営する、信頼できるアプリストアだけでなく、正規のアプリケーションの改造版や海賊版を不正に配布しているサイトも少なくない。こういった場所ではアプリケーションにウイルスが混入しているケースがあるため、アプリケーションの入手を避けるのが賢明だ。またアプリストアにおいては、アプリケーションの評価やコメントなどから危険性がないか注意したい。知人や知らない人からメールに添付されて送られてくるアプリケーションも、不用意にインストールしないようにしたい。
  • 「提供元不明のアプリ」をインストールしない
    Androidの設定画面にある「提供元不明のアプリ」という項目のチェックを外しておくと、アプリストア以外で入手するなどした提供元不明のアプリケーションのインストールを防げる。
  • アプリケーションインストール時の「アクセス許可」に注意する
    Androidでは、アプリケーションをインストールする際、そのアプリケーションがアクセスする情報や機能について、許可を求める表示が行われる。そのため、アクセス許可が不自然だったり疑問に思う点があれば、インストールをやめることも検討すべきだ。
  • セキュリティソフトを使用する
    現在、PC向けのセキュリティベンダーが続々とAndroid向けのセキュリティソフトを提供している。これを利用していこう。日本語版の提供がなされていないものもあるが、Anlab「V3 Mobile」、AVG Mobilation「Anti-Virus」、Kaspersky Labs Japan「Kaspersky Mobile Security」、キングソフト「KINGSOFT Mobile Security for Android」、シマンテック「ノートン モバイル セキュリティ」、トレンドマイクロ「Trend Micro Mobile Security for Android」、マカフィー「McAfee VirusScan Mobile for Android」などが利用できる。

 すでにスマートフォン向けのウイルスも複数発見されており、脅威はますます身近になるばかりだ。「たかが電話」と思わず、可能な限りの対策をした上で安全な利用を心がけたい。

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