地球外知的生命体探査プロジェクトのSETI Instituteが、宇宙からの信号を処理するためにカリフォルニア大学バークレー校のHat Creek Radio Observatoryに設置されたAllen Telescope Arrayの活動を中断した。連邦政府や州からの補助金削減のため資金が不足しているという。
最高経営責任者(CEO)のTom Piersons氏は米国時間4月22日、寄付者らに書簡を送り、資金不足のためAllen Telescope Arrayを「休止状態」にしたと説明した。
今回の動きを報じたSan Jose Mercury Newsによると、SETIの科学者らは、米航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡「Kepler」が1235個の惑星と推定される天体を今春になって発見したというタイミングでのプロジェクト中断を嘆いているという。
SETIプロジェクトではAllen Telescope Arrayの活動を再開するための寄付をホームページで呼びかけている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力