Level 3 Communicationsは米国時間4月11日、Global Crossingを30億ドル(同社の8日の終値23.04ドルに基づく)で買収する計画を発表した。Level 3は、Global Crossingの株式1株につき自社株16株を割り当てる。Global Crossingが抱える負債11億ドルはLevel 3が引き受ける。Level 3は、この買収により同社の売り上げは60億ドルになると見込んでいる。EBITDA(利払い前、税引き前、償却前利益)は、「期待される相乗効果」により、15億7000万ドルに達するとしている。
Level 3は、法人や公共機関の顧客向けに、光ファイバベースのデータ、インターネット、コンテンツの配信や、音声サービスを提供している。一方Global Crossingは、世界中の700以上の都市で、データ、音声、放送などのIPベースサービスを提供していることで知られている。
Level 3の最高経営責任者(CEO)であるJim Crowe氏は声明で、Global Crossingのサービスを利用して「包括的なデータ、ビデオ、音声ソリューション」を提供する計画だと述べている。「両社のネットワーク、サービスポートフォリオ、顧客の相補的な適合には魅力がある。両社それぞれの強みと広範な事業範囲を活用することで、われわれの顧客の地域のニーズと国際的なニーズに対応するのに適した、非常に効率的でより広範なグローバルプラットフォームを創造するつもりだ」(Crowe氏)
この買収には規制当局の承認が必要となる。Level 3は、順調に行けば2011年末までに買収を完了できると見込んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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