Amazon.comが、電子書籍端末「Kindle」の広告つきモデル「Kindle with Special Offers」を提供する。5月3日に出荷予定で、価格は139ドルで販売されているWi-Fiのみの現行バージョンより25ドル安い114ドルとなる。広告つきモデルもWi-Fiのみに対応しており、色はグラファイト。既存の端末とスペックは同じで、現在先行予約を受付中だ。
AmazonのKindleコンテンツ担当バイスプレジデントであるRuss Grandinetti氏は、Kindleの価格をさらに25ドル安価にできたことは大変喜ばしいことだとしている。「139ドルのデバイスが25ドル安くなる意味はとても大きい。Kindleはこれまで以上に幅広いユーザーに使われるようになるだろう」(Grandinetti氏)
Amazonは、ソーシャルクーポンサイトLivingSocialに1億7500万ドル投資しており、同社が提供するクーポンが邪魔なものとして見られるのではなく、歓迎されるものであってほしいと考えている。LivingSocialはGrouponの競合となる。
「もし広告つきKindleで提供されるクーポンがいいものであれば、もちろんいいものにするつもりだが、ユーザーは広告がつくという選択肢があること、そしてこうした広告が入手できることをうれしく思うだろう」とGrandinetti氏は言う。
広告つきKindleの最初のスポンサーは、Buick、Olay(Procter & Gamble)、Visa、Amazon.com Reward Visa Card(Chase)など。広告のサンプルはAmazonのサイトにて確認できる。
Grandinetti氏によると、現行のKindleユーザーは、少なくとも広告つきKindleが出荷される初期の段階ではこうした広告にアクセスできないとのことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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