L is Bは4月8日、iPhone向け新Twitterクライアント「Feel on!」を発表した。iOS 4.0以上が動作する製品に対応しており、App Storeから無料でダウンロードできる。6月をめどに機能をパワーアップさせ、有償版をリリース予定という。
Feel on!は、Twitterのタイムライン(TL)をマンガで表現できるアプリだ。文字は手書き風のフォントで、さらに独自開発のソーシャル感情エンジン「SEE(Social Emotion Engine)」により、ツイート内容を解析して愛情、喜び、期待、悲しみなど8つに分類し、最適な感情と予測するイラストやカラーバーで表現する。ツイートする時は、コミックを選択して好みのイラストを付加することができ、プレビューで確認してから送信できる。
iPhoneをシェイクすると、コミック表示またはテキスト表示に切り替えられ、気分で選べるようになっている。400人弱をフォローしているアカウントで使ってみたが、コミックだからといって特別に動作が重くなる印象はなかった。
プロフィール画面からハートのアイコンをクリックすると、直近100のツイートを感情分析してその人の感情を視覚的に表示できる。たとえば赤は「愛情」、青は「悲しみ」など、色分して表示されるしくみで、さらにカラーバーをタッチすると各ツイートが見られるようになっている。
L is Bは、ジャストシステムでKasperskyのプロジェクトリーダーなどを務めてきた横井太輔氏が2009年11月に設立した会社だ。横井氏は「ソーシャルメディアで多くの人々に受け入れてもらえるアプリを作りたいと思い起業した」という。
Feel on!について、「ジャストシステムの出身者らしく、TwitterやFacebookのコミュニケーションを感情分析し、最適なイラストやカラーで表示することで、もっと楽しく気持ちを伝えるアプリができるのではないか考えた」と背景を語った。
Twitterなどソーシャルメディアは文字によるコミュニケーションが中心となる。それをイラストやカラーに変換することで、気持ちをうまく伝えあえる社会を実現したいとしている。
今後は4月下旬をめどにウェブ版(ブラウザ対応版)を開始する。Android版やFacebookやmixiボイスなどの各国のSNS版、英語を始めとした各国語版を順次リリースしていくとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」