日本通信は4月6日、データ通信専用SIM「b-mobile Fair(ビーモバイル・フェア)」を、4月15日に発売すると発表した。
b-mobile Fairは、NTTドコモの3Gネットワークを活用し、下り最大7.2Mbps、上り最大5.4Mbpsのネットワークを1Gバイト単位でチャージして利用できる製品だ。SIMの形状はミニ(通常)で、スマートフォンやワイヤレスWAN内蔵のPCに向けたもの。4月1日からNTTドコモがSIMロック解除を開始したことを受けた製品で、「b-mobile Fairは、このタイミングに合わせた日本通信の自信作」という。
ネットによる直接販売の価格は、1Gバイトまで利用できる「b-mobile Fair 1GB」が9800円。その後は1Gバイトを8350円でオンラインチャージして継続利用できる。有効期限は4カ月(120日)。Android端末で利用するユーザーは、専用アプリ「bCharge」をインストールしておくと残量の確認やチャージが簡単に行える。
日本通信によれば、平均的なスマートフォンユーザーのデータ使用量は、1カ月あたり概ね250Mバイトという。b-mobile Fairの通信料に換算すると1カ月あたり2450円(初回)、チャージ更新は2087円で、NTTドコモの定額料金と比較すると、月々平均して754Mバイトを超えないユーザーにとっては安価に利用できるようになるとしている。
通信キャリアのパケット料金は、月額固定の「定額料金」と、月の最低料金は安いが上限まで使うと割高になる「二段階定額」があるが、月あたりおよそ15Mバイトを超えると定額料金の方が得するしくみのため、定額料金を選ぶユーザーが多いという。
「この流れは、ヘビーユーザーと一般ユーザーとのアンフェアな費用負担を更に助長させる可能性がある」とし、「フェアな料金とはどのようなものか、それを正面から取り組み、開発したのがb-mobile Fair」としている。
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