ソニーの最高経営責任者(CEO)であるHoward Stringer氏が、ソニーが「iPhone 5」のカメラセンサーを供給していると口を滑らせたという報道に、各種のブログが米国時間4月2日朝から騒然としている。センサーは、日本の工場が大震災の影響を受けたことにより供給が遅れているという。
カーネギーホールのザンケルホールで行われたイベントで、Stringer氏はThe Wall Street Journal(WSJ)のWalt Mossberg氏によるインタビューに応じ、日本で発生した大地震と津波によるソニーの15工場の被害状況を語ったという。これらの工場のうちの1つは、ソニーのカメラセンサー製造工場であった。
WSJは、このインタビューに関する記事で、カメラに対する同氏のコメントを次のように報じた。
インタビューの序盤で同氏は、ソニーがApple製品向けにカメラ部品を供給するという皮肉な状況に触れた。「なぜAppleのために最高のカメラを製造するのか」と、「いつも不思議に感じる」という。同氏がどの製品について語っているのかは明らかではない。ソニーがイメージセンサーのような主要なカメラ部品をAppleに供給しているとは公表されていないからだ。ソニーの広報担当者はコメントを控えている。Appleの広報担当者からはコメントを得ることができなかった。
「iPhone 4」のイメージセンサーはOmniVisionが供給していたが、iPhone 5ではソニーのカメラ部品が使用されるといううわさが最近流れていた。うわさによると、Appleはソニーが開発した8メガピクセルの「Exmor R」センサーを検討していたという。Exmor Rは、Sony Ericssonの新しいスマートフォン「Xperia arc」および「Xperia neo」に搭載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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