サムライインキュベートは3月28日、同社がとりまとめるベンチャーファンド「Samurai Incubate Fund2号投資事業有限責任組合」(Samurai Fund2号)の3社目の投資案件として、シェアゼロへ投資することを明らかにした。
シェアゼロは3月8日の設立。現在オフィスシェアサービスプラットフォーム「share0(シェアゼロ)」の企画、開発を進めている。share0は、オフィスの一部やインフラ環境を無料で提供する企業と、起業家やスタートアップ企業のマッチングを目指すプラットフォーム。企業が提供できるオフィススペースや利用対象者の条件、利用者にサポートして欲しい内容などを公開して、スタートアップ企業からのオファー(利用申請)を受け付けるという。
シェアゼロ代表取締役の中川亮氏は「スタートアップ企業がレンタルオフィスから出る理由としては、事業が成功して自社オフィスを持つ場合やキャッシュアウトして撤退するというケースがほとんどだが、別の企業に『間借り』することが決まって出て行くケースもある。これは間借り先の企業がスタートアップ企業との連携に将来的な価値を感じているから実現する。share0ではこういったマッチングの場を提供したい」とサービスの目的を説明する。
4月下旬にもオフィススペースの掲載、閲覧機能を提供し、5月末にはオフィス利用申請や利用者受け入れ機能を提供する予定。国内に加えて米国やアジア圏での利用者拡大を図り、3年で1万件のオフィス情報掲載を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」