iPhoneアプリ「Color」、近接度に応じて写真共有-- Lala創設者が目指すコミュニケーション - (page 2)

Caroline McCarthy (CNET News) 翻訳校正: 編集部2011年03月25日 11時29分

 また、Colorには、もう1つ理想主義的な部分がある。同アプリケーションは、ユーザーが共有する写真は洞察力に溢れて刺激的、そして、紹介を促すようなものである、という考えに支えられている。不適当なコンテンツは、明らかに禁止されている。Colorの規則は、「公開可能な画像とビデオのみを取り込むべき」としている。「あなたが取り込んだものはすべて、周囲にいるユーザーに対して表示され、当然としてあなたの識別を可能にする。Colorは、すべての行動に対して、現実世界におけるエチケットと責任を求める。品位を損なういかなる行為も、特定のスマートフォンにおいてサービスを永久的に停止するという結果をもたらす」という。すべての写真は公開され、ユーザーはその画像を「Twitterと同様」に使うことが推奨されており、ユーザーは、必要に応じて他のユーザーを拒否できる。

 しかし、同社がいかに野心的であっても、一部の著名投資家はColorのビジョンを信じている。同社は、製品発表前にも関わらず、4100万ドルを集めている。マーケティングおよびコミュニケーション担当バイスプレジデントJohn Kuch氏によると、その内訳は、Sequoia Capitalから2500万ドル、Bain Capitalから900万ドル、Silicon Valley Bankから700万ドルだという。同社の従業員は30人だが、「年末までには100人以上にしたい」とKuch氏は述べる。別の幹部としては、元LinkedIn幹部のD.J. Patil氏がおり、Colorの最高製品責任者(CPO)となっている。

 収益を得るための戦術だが、同社は、FAQにおいて「未定」と述べている。同アプリケーションは無償でダウンロード可能となっている。

 Colorの取締役会に加わるSequoia CapitalパートナーのDoug Leone氏は、「ちょうどiPhoneが携帯電話に関わるすべてを変えたように、Colorも人々がコミュニケートする方法を変えるであろう」と声明で述べた。「10年に1度か2度シリコンバレーから登場し、すべてを変えることができる企業。Colorはそのような企業の1つだ」(Leone氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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