CA Technologies(CA)は3月24日、企業内に存在する全データを視覚化して管理できるデータ管理ソリューションの最新版「CA ERwin Data Modeler r8」を発表した。
同ソリューションでは、複雑なデータ構造の視覚化をシンプルかつ直感的な方法で提供する。最新版は、強力なビジュアライゼーションツールを特徴とし、複数の場所、システム、アプリケーション、プラットフォームで管理されているデータをユーザーが視覚化して表現することが可能という。また、クラウドやその他のITインフラストラクチャへのデータの移行を効率よく管理することもできるとしている。
強化された拡張データモデルビジュアライゼーション機能では、分散している開発チーム、テクノロジパートナー、ビジネスユーザーが複雑なデータ構造に対し、容易に共同作業を行えるという。これにより、企業は、情報資産の戦略的使用、クラウドコンピューティングやその他のXaaSモデルへの移行の信頼性向上、コンプライアンスに関連するデータ管理上の問題の視認性や管理性の向上など、変化への対応能力を強化するとともに、技術上のパフォーマンスとビジネス要件との整合性に合わせて、自社で使用するアプリケーションを最適化できるとしている。
また、パーソナライゼーション機能により、複雑なデータ構造を視覚化するカスタマイズ可能なワークスペースも提供される。各チームメンバーはワークスペースを自分の役割、スキル、ニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできるという。さらに、「SAP BusinessObjects BIソリューション」および「SAP Crystal Reports」との統合機能も組み込まれており、全社規模のレポート作成が可能となった。
同ソリューションには、「IBM DB2 for z/OS」と「IBM DB for LUW v9.x」の拡張サポートが含まれる。これにより、パーティショニング、グローバルテンポラリテーブル、圧縮、ニックネーム、XMLデータタイプ、クエリ文最適化などの機能を容易に利用できるという。
CA ERwin Data Modeler r8の標準構成価格は48万円(税別)。4月1日から出荷が開始される。
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