東北地方太平洋沖地震の被災者に有用な情報を提供したいが、ITリソースの調達に手間取っている--そんな困難を克服するために、Amazonのクラウド子会社Amazon Web Services(AWS)の国内ユーザーグループ「AWS User Group - Japan」(通称JAWS-UG)が立ち上がった。
有用な情報を公開してもアクセスが殺到してサーバが落ちてしまうことがある。また、サーバが被災してしまい情報を発信したくてもできない場合もあるだろう。
そのような時こそ、「Elastic」(柔軟性)を特徴とするクラウドコンピューティングの出番だ。
JAWS-UGは、災害救援情報、行政や病院の情報などの公開を支援することを表明。都道府県別の災害救援情報まとめサイト「SAVE JAPAN!」や、チャリティプロジェクト「JustGiving Japan」は、AWSが支援しているという。
利用は専用の問い合わせフォーム「災害復興支援問い合わせフォーム」から。また、Twitterでハッシュタグ「#jawsug」を付けてつぶやくと、AWSのエバンジェリストや関係者、ユーザーらが回答してくれるだろう。
有用な情報を記したHTMLファイルやPDF、画像を公開したい場合は、サーバーワークスが提供する「爆速ホスティング」の利用を推奨している。利用は「爆速ホスティング - 緊急ウェブサーバー申し込みフォーム」から。
AWSでは、同社の各サービスを無料で提供する「無料ティア(無料仕様枠)」を設けている。これには、Amazon EC2やAmazon S3も含まれており、特にEC2向けにはJAWS-UGが情報発信用のセットアップ済みOS(AMI)を用意している。主なAMIは下記の通り。
これらのサービスに関する詳細や利用方法は、JAWS-UGのトップページにまとまっている。
◇震災関連情報まとめ
傍観者ではなく“当事者としてできること”--東北地方太平洋沖地震
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