電通は2月23日、日本の総広告費と媒体別、業種別広告費を推定した「2010年(平成22年)日本の広告費」(PDF)を発表した。
2010年の日本の総広告費は前年比98.7%の5兆8427億円だった。2008年から3年連続の減少となった。
マスコミ4媒体では、テレビ広告費が前年比101.1%の1兆7321億円、新聞広告費が同94.9%の6396億円、雑誌広告費が同90.1%の2733億円、ラジオ広告費が同94.8%の1299億円だった。
インターネット広告費は前年比109.6%の7747億円だった。そのうち媒体費は同111.5%の6077億円(モバイル広告費1201億円、PCの検索連動広告費2035億円)で、広告制作費は同103.0%の1670億円だった。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やミニブログ、動画共有サイトなどのソーシャルメディアが広告媒体としても存在感を高めたほか、クーポン共同購入サイトが広告出稿の拡大に寄与したという。
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