ロゼッタストーンジャパンは2月22日、外国語学習ソフト「Rosetta Stone」の最新版である「Rosetta Stone Version 4 TOTALe」を発売した。米国英語など24言語のラインアップがある。
◇より詳細なRosetta Stone Version 4 TOTALeの紹介記事
英語学習に必要なすべてをこれ1つに――さらに進化したRosetta Stone TOTALe
TOTALeは、PCにインストールして利用するソフトウェアと、インタラクティブな学習経験を提供するオンラインサービスを融合したハイブリッド版製品。従来のRosetta Stoneの基本プログラム「Rosetta Course」に加えて、ネイティブスピーカーのコーチによる実践的なオンライン会話レッスン「Rosetta Studio」、世界中のユーザーとゲームやチャットなどで交流ができるコミュニティ「Rosetta World」の2つの新機能を利用できる。
Rosetta Courseは翻訳や暗記をせずに、写真を見ながら単語や発音、表現を外国語のみで直接理解していくプログラムとなっている。Rosetta Studioでは自宅にいながらオンラインでネイティブスピーカーと会話できる。レッスン開始前に予約が必要だ。Rosetta Worldではビンゴやチャットなどで他のユーザーと交流しながら外国語を習得する。ゲームは1人で遊んだり、同じ言語を学習している人同士で遊んだりできるという。
基礎的な外国語会話スキルをRosetta Courseで身につけ、その後にRosetta Courseの進捗度に連動してオンラインのRosetta StudioとRosetta Worldで実践練習する。これら3種類の学習を組み合わせることで、外国語習得のためのトータルソリューションを提供するというのがTOTALeという名前の由来になっている。
TOTALeの購入者にはiPhoneまたはiPod touch向けのアプリケーション「TOTALe Mobile Companion」も配布される。これはRosetta Courseの一部コンテンツをダウンロードして利用するアプリで、外出時でも発音やリスニングの復習が可能となっている。
さらに、ユーザーをサポートする「サクセスエージェント」という仕組みも用意されている。専門のサポートスタッフがユーザーの学習の進捗に連動して、目標管理や学習方法についてアドバイスする。サポートの手段は電話かメールかを選べる。ユーザーからの呼びかけを待たず、スタッフ側から積極的にコミュニケーションをとり、関係を築いていく方針だという。
価格は全言語共通で、レベル1~5のセットが7万9800円、1~3のセットが6万2800円、レベル1のみが2万7800円、レベル2、3、4、5がそれぞれ3万2800円となる。旧来版Rosetta Stoneからは有料のアップグレードプランがある。対応OSはWindows XP/Vista/7およびMac OS X 10.4.11以上。
ロゼッタストーン・ジャパンは2007年の立ち上げ以来、継続的に売上を伸ばし続けている。Rosetta Stone製品の平均単価5万円。高額にもかかわらず、2009年は前年比4倍、2010年は前年比3倍の売上となった。利益も順調に出ているという。
数年前までは米国英語に続いてヨーロッパ言語が人気だったが、最近は中国語や韓国語などのアジア言語が人気だという。現在は1位が米国英語、2位が中国語、3位が韓国語となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」