グルーポン系サイトで人気、Ustの決済にも--PayPalは日本でけっこう使われている

鳴海淳義(編集部)2011年02月22日 16時31分
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 ペイパルジャパンは2月22日、日本市場における2010年の事業レビューを発表した。オンライン決済サービス「PayPal」の国内本格展開の初年度となる2010年は、アカウント数、決済高、導入サイトいずれも伸びたという。

 ユーザーはPayPalにアカウントを開設し、自身のクレジットカード情報を登録しておくと、PayPalを導入しているECサイトでクレジットカード情報を入力せずに買い物ができる。クレジットカード情報を使って買い物をするのに抵抗のあるユーザーに支持されている。またPayPalは190の国と地域で24の通貨に対応しており、国際間の取引にも多く利用されている。

 2010年末時点の日本のPaypalアカウント数は約150万。その40%にあたる60万アカウントが過去1年間に1度以上の利用実績があるアクティブアカウントだという。日本における総決済額は2009年比で約1.5倍に増加した。成長の要因は国内間取引(買い手、売り手ともに日本在住)で、決済額は同2倍の増加。国際間取引も同1.3倍に増加した。ただし具体的な額は公表されていない。

  • ペイパルジャパンが実施した調査の結果

 ペイパルジャパンが実施した2010年6月の調査によれば、買い手がECサイトに求めることとして、「支払いが安全であること」(69%)、「手数料が安い、無料、経済的であること」(67%)、「素早く支払いを済ませられること」(63%)などが上位に挙げられたという。またクレジットカード決済を安全だと感じている人はわずか2.9%。一方でPayPalを選択した人は37.5%にも上った。自社調査とはいえ、こうした結果からPayPalは安全な決済手段として利用者から支持を得ているとしている。

 ECサイトへの導入事例としては、「グルーポン」や「ポンパレ」に代表される共同購入クーポンサイトが目立った。グルーポンを皮切りに30社以上の共同購入クーポンサイトがPayPalに対応。共同購入クーポンサイト全体のPayPal取扱高は10月から12月までの2カ月間で平均68%増加したという。

 またストリーミングサービス「Ustream」を国内展開するUstream Asiaは浜崎あゆみ氏の2011New Yearカウントダウンコンサートを有料コンテンツ配信として実施した。決済手段にはPayPalを採用した。

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